オゾン療法を取り入れている動物病院がたいへん増えております。犬・猫などのペットはもちろん、牛や競走馬など産業動物の分野での普及も広がりを見せています。
オゾン療法の安全性・有効性は世界で広く認知されています。
日 本国内ではあまり知られていませんでしたが、40年以上前にドイツで開発され、ヨーロッパ諸国では、既に認知された治療法です。また、英国のエリザベス女 王 の母君クイーンマムは、101歳まで生きたことで知られてますが、老化予防のために定期的にオゾン療法を受けていたことで有名です。
オゾン療法は、アンチエイジング、免疫強化、動脈硬化の改善、そしてガン治療にまで応用されています。
オゾン療法には、自家血液療法、注腸法(肛門から注入)、皮下に注射する方法、外用(オイル等に混ぜて塗布)などがあります。
小動物に対しては注腸法で行うことが多く、痛みや不快感が無いのが特徴です。
オゾンが体内に取り込まれ血液と反応することによって、酸素供給を増やし、細胞の代謝を活性化させ、自然治癒力を引き出します。
特に免疫力の低下している高齢の動物にはお勧めの治療です。
飼い主様が驚くほどの効果が見られることも珍しくありません。
また、アレルギー性疾患などで、ステロイド使用を避けたい場合にもお薦めします。
・血流改善・酸素供給
血管を広げ、血流を改善、酸素供給量の増加・抗酸化作用
SODを活性化、COX2の発生を抑制
・創傷治癒促進
創組織の殺菌、酸素を供給して治癒促進
・免疫細胞活性化
インターフェロン、インターロイキン等サイトカインを放出
アレルギー疾患、皮膚疾患(アトピー性皮膚炎・脂漏症・膿皮症など)、自己免疫性疾患、各種感染症、椎間板ヘルニア、腎不全、肝疾患、腫瘍、炎症など
※オゾン療法は万能ではなく、はっきりとした効果が現れる場合や効果が不明瞭な場合もあることをご理解ください。