2015年

10月

25日

韓国 3か月ぶりにMERS死者

韓国保健福祉省は25日、中東呼吸器症候群(MERS)に感染して肺移植手術を受け、陰性となった後も容体が不安定だった男性(66)が、同日死亡したと明らかにした。死者が出たのは約3カ月半ぶりで、計37人となった。

 男性は5月下旬、MERSに感染した妻に付き添い、多数の感染者が出たソウルのサムスンソウル病院を訪問。6月中旬に感染が確認された。陰性となった後も容体が安定せず、引き続き治療を受けていた。

 現在は、ほぼ全ての感染者が陰性となり退院しているが、一時陰性となった男性(35)が今月に入り再び陽性反応を示し、治療を受けている。

 韓国では計186人がMERSに感染し、政府が7月、隔離対象者がゼロとなったことなどから「事実上の終息宣言」を出した。世界保健機関(WHO)の基準に基づく終息には至っていない。(共同)


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2015年

10月

08日

「福島の子供の甲状腺がん発症率は20~50倍」 津田敏秀氏ら論文で指摘

2011年3月の東京電力福島第一原発事故による放射性物質の大量放出の影響で、福島県内ですでに甲状腺がんが多発しており、今後さらに多発することは避けられない――。

こうした分析を、岡山大学大学院の津田敏秀教授(生命環境学・環境疫学)らの研究グループがまとめ、国際環境疫学会が発行する医学雑誌「Epidemiology」(インターネット版)で発表された。

8日に東京の日本外国特派員協会で記者会見した津田氏は「チェルノブイリ原発事故で4年以内に観察された甲状腺がんの多発と同様の現象が起きているが、日本国内ではこのことが理解されず、何の準備もされていない。よく準備して対策をとるべきだ」と訴えた。

津田氏は、福島県内で2011年10月から実施されている、甲状腺がんの超音波スクリーニング検査の数値を分析した。

調 査は事故当時18歳未満だった福島県民全員、約38万5000人を対象に、段階的に実施されている。このうち、2011~13年度に検査を受けた約30万 人について、100万人あたり3人程度といわれる、ほぼ同年齢の日本全国での1年間あたりの発症率と比較した場合、福島市と郡山市の間で約50倍、福島原 発周辺地域で約30倍、少ない地域でも20倍となった。2013年調査のいわき市で約40倍となるなど、潜伏期間を考慮すると発症率がより高いとみられる ケースもあった。

1986年にソ連(現・ウクライナ)で起きたチェルノブイリ原発事故では、14歳以下の甲状腺がん患者の発生が5年目以降に急増したという。津田氏 は「福島県内において甲状腺がんの著しい多発が起きていて、チェルノブイリで4年以内に観察された甲状腺がんの多発と一緒であり、チェルノブイリ同様、 5~6年目以降の大きな多発は避けがたい状態だ」と指摘した。

福島県の検討委員会は8月31日時点で、事故当時18歳未満だった計104人 が甲状腺がんと確定したことを明らかにしているが「現時点では原発事故の影響とは考えにくい」とし、理由としてスクリーニング検査による精度の向上や、治 療の必要がないのに陽性と診断する「過剰診断」を挙げている。津田氏は「精度向上や過剰診断ではせいぜい2~3倍、あるいは6~7倍、1桁の上昇しか説明 できない。統計学的な誤差の範囲もはるかに超えている」と、国や福島県の姿勢を批判した。

その上で「詳細な情報を与えるだけで、有害な暴露 は桁違いに少なくなる。きめ細やかな、コストのかからない対策はいくらでも思いつく。被曝量の多い場所を見つけて滞在時間を少しでも短くすることで大きく 変わってくる。不要な被曝を避ける手段が、まったくとられていない。福島県に住み続けなければならない人ほど、そういう知識をきちんと与えられなければな らない」と指摘した。

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2015年

10月

07日

ノロウイルスはカキからやってくる

食中毒を起こすノロウイルスは、人と人との間で感染するほか、カキ(牡蠣)からの感染が多いことでも知られています。遺伝子データの研究から、ノロウイルスの流行にカキが深く関わっていることを示すとされる結果が報告されました。


◆ウイルスの遺伝子データを収集

研究班は、カキ関連のノロウイルスを遺伝子解析したデータを集め、系統解析の手法を使って分類しました。

ノロウイルスは遺伝子の特徴によって数十以上のタイプに分かれることが知られています。この研究では、ノロウイルスが検出された時間や場所によって、どのタイプが見られるかを調べました。

 

◆人間のウイルスとカキのウイルスが一致

カキから見つかった、またはカキによる流行と見られたノロウイルスのサンプルを解析した結果、カキ由来と見られるサンプルに、人間に感染するノロウイルスのうち80%を超える種類のものが見つかりました。また、カキから見つかるウイルスの種類と、人間で流行したウイルスの種類が時間的に一致する傾向が見られました。

この結果について、研究班は次のように考察しています。

このことはカキが環境感染によってノロウイルスのベクターとして働くだけでなく、ヒト型ノロウイルスの重要な温床ともなることを示唆する。

つまり、カキはノロウイルスの感染を一時的に媒介するだけでなく、継続的にカキの間でウイルスが保たれていることによって、そこから人間での流行が繰り返し起こるという密接な関係があるという説です。

 

ノロウイルスに特効薬はなく、食品を十分に加熱する、食器類を消毒するなどの予防法が勧められています。詳しくは厚生労働省などから情報が提供されているほか、メドレーでもノロウイルス感染症として説明していますので、あわせてご覧ください。

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