腸内細菌が発生する水素ガスの効果について

水素の主作用は『抗酸化作用』であり、それによる
・抗炎症作用
・抗アレルギー作用
・免疫調節作用
・遺伝子発現作用
などは、数々のサイトカインの変化によることが解ってきました。

加えて、水素は我々にとって大変身近な物質であり、腸内細菌が我々が摂取した栄養を元に水素を発生し、我々の身体に供給していることも解ってきました。

では、この腸内最近の発生する水素ガスは効果を示しているのだろうか?ということが気になるところ。
この論文では「腸内細菌が発生する水素ガス」の効果を、人工的に作り出した『肝炎モデル』で考察しています。

Concanavalin Aをモデルラットに摂取させると、AST、ALT、TNF-αおよびIFN-γの上昇とともに肝炎(薬剤性肝炎)が悪化してゆきます。
ここに、水素発生腸内細菌を抗生物質摂取によって抑制すると、非抑制モデルと比較して優位に悪化した。
さらに、水素を投与すると、AST, ALT, TNFα, IFNγの改善を伴いながら、肝炎の改善を認めた。

これらのことは、腸内細菌が発生している水素ガスが、体内に発生した炎症性疾患の改善に多いに役立っているということを示しており、逆を言えば、腸内細菌の変化が体内の炎症を左右している可能性もあるようです。

昨今の水素ブームによって多くの人がその存在と効果を知ることとなりましたが、水素は生まれた頃から我々とともに存在し、健康維持に役立っていること。
また、腸内細菌のもうひとつの作用として「水素を発生することによって、我々の免疫/炎症を調節している」という可能性も多いにあるということでしょう
そして、腸内細菌が発生する水素を利用していたという事実は、水素の安全性についても大変重要であり、「不要な量の水素は呼気から抜ける」ことも頭に入れておくべきでしょう。
【水素と水素治療の研究ページ】より
医療法人社団医献会 辻クリニック

 

 

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