免疫力UP!風邪・インフルエンザを寄せつけない対処法

2月もあとわずかとなりました。暦の上では初春を迎えますが、まだまだ寒い日もあり、体調管理には十分注意が必要です。

インフルエンザは3月、4月に入ってもかかる場合がありますので、暖かくなってきたからといっても油断大敵です。そこで今回は、まだまだ気を抜けない風邪・インフルエンザ対策についてお伝えします。


■風邪・インフルエンザ知らずの体になるには、免疫力を上げること

免 疫力とは、体内に入ったウィルスや細菌、異物などから自身の体を守る力のことで、もともと私たちの体に備わっています。免疫力が低下すると、様々な病気を 引き起こす原因となります。風邪やインフルエンザにかかってしまうのもその一例です。それらの病気にかかるメカニズムは以下の通りです。

○例えば、少数のウィルスが体内に入ってきたとします。

→【免疫力が高い場合】ウィルスに侵入されても増殖を許さず風邪を引かない

→【免疫力が低下している場合】ウィルスの増殖を防げず、感染して風邪の症状がでる。

つまり、風邪・インフルエンザは体の中のウィルスの数が一定以上になると、発症するというわけです。


■免疫力を上げるには、食事が大切

風邪やインフルエンザにかからないための「免疫力を上げる食事」についてご紹介します。それは大きく分けて2つあります。

(1)免疫の力の要である白血球を元気にする食材を摂ること

具 体的には、ユリ科野菜(玉ねぎ、長ネギ、にんにく、にらなど)に多く含まれている硫化アリル、アブラナ科野菜(キャベツ、ブロッコリー、大根、ブロッコ リー、かぶ、カリフラワーなど)に多く含まれているイソチオシアネート、発酵食品(ヨーグルト、糠漬け、みそ、キムチなど)に多く含まれている乳酸菌、き のこ類に多く含まれているβグルカンが白血球を元気にするといわれています。

(2)粘膜を強くする食材を摂ること

具体的には、緑黄色野菜(しそ、人参、ホウレンソウ、モロヘイヤ、春菊、あしたば、ピーマン、トマトなど)のβカロテンが有効的といわれています。


■風邪・インフルエンザ予防には水分補給も忘れずに

食 事対策とあわせて、水分補給もしっかりと行いましょう。風邪やインフルエンザのウィルスは、口・鼻から呼吸とともに入ってきます。鼻や気道の粘膜は“繊 毛”という細かい毛で覆われており、小刻みに動くことで、粘液に流れをつくりウィルスを咳や痰として排出する仕組みになっています。繊毛は、水分量が減る と乾いてしまい、動きが鈍くなるため侵入してきたウィルスを排出できなくなってしまいます。繊毛の乾燥を防ぐためには、こまめな水分補給やうがいで常に喉 を潤して、ウィルスを寄せ付けないことが大切です。


■もしもかかってしまった場合に素早く治す方法

(1)十分な睡眠をとって休養する

(2)りんごのすりおろしなど消化のよい果物をとる

(3)シンプルな成分のスポーツドリンクを白湯で薄めて、水分補給をしっかりと行う

ちなみに抗生物質以外の風邪薬は症状を和らげるものでウィルスをやっつける作用はありません。つまり、風邪を治すのは、結局は自分の免疫力というわけです。やはり薬だけですませず、免疫力を高めることを意識しましょう。

たかが風邪、されど風邪。一度風邪を引くと咳や鼻水が長引いたり、なんとなくだるさが残ったりと絶好調な状態に戻るまでに時間がかかります。そうならないためにも普段から生活習慣を整えて、免疫力を高めて病気知らずの生活が送れるように心がけましょう。    

(ホリスティック栄養コンサルタント・管理栄養士 / 北川みゆき)

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