ズボラ料理が陥りやすい危険、”食中毒”!その回避法とは?

美容と健康のためのズボラ料理や作り置き、お弁当作りが女子たちの間で流行っています。ただし、これから、どんどんとジメジメしたあったかいシーズンへと向かっていきますので、注意が必要。実は年間の中でも6月から10月の間に、1年に起こる食中毒の約7割が発生しているといわれています。今日は、作り置きやお弁当作りをする際に役立つ、食中毒対策をご紹介します。

そもそも「食中毒」の危険とは?

細菌類やウイルスによって引き起こされる食中毒は、湿度や温度が高くなると頻発します。これは、細菌やウイルスの繁殖に適した環境だからです。食中毒になると、下痢、嘔吐、腹痛、発熱などを発症し、最悪の場合死に至ることもあるのです。

この時期、作り置きでまとめて作って置いたお惣菜をお弁当に詰めることもあるでしょう。実はそれも危険です。また、最近話題のキャラ弁も危険信号!手先で細かい作業をするため、黄色ブドウ球菌が繁殖しやすいといわれているのです。これらの食中毒の危険を回避する具体的な方法をご紹介します。

お弁当箱や作り置きの容器はお酢で一拭き!

お酢は強力な殺菌作用があるため、細菌などの繁殖を防いでくれる効果が期待できます。アルコールの代わりに使ってみましょう。お弁当類の中でも要注意な食べ物は、水分を含んでふっくらした、ご飯。実は、このご飯にもお酢の力を借りることができるんです。ご飯を炊くときに小さじ1杯の酢をプラスすることで、ご飯に菌が繁殖しにくくなるといわれています。

ちなみに、アルコールスプレーは対象物が水に濡れている場合効果が発揮されないといわれています。これはアルコール濃度が水分によって薄まり、十分な殺菌作用が得られないためです。テーブルを拭く際などにも言えることです、濡れているテーブルにアルコールスプレーをかけて、さらに濡れ布巾で拭いている人がいたとするなら、これだと意味がないので注意しましょう。

レンジで2分チンしよう!

実は、食中毒を引き起こす細菌などを死滅させるには、「中心温度75度1分以上で加熱する」ことで対策になるといわれています。ただ、いちいち温度計で測っている時間もありません。そんな時におすすめなのが電子レンジです。電子レンジは、中心からしっかり熱を入れてくれます。たとえば、死亡事故が起きるほど雑菌の繁殖した、細菌数21万の布巾。これをレンジで1分チンしただけで0になるという実験もあるほど、加熱は細菌に効果があるのです。

30℃~40℃の温度は早く通過させよう!

65℃以上、もしくは5℃以下だと繁殖しにくい細菌類。温度が30℃~40℃になってしまうと逆に好条件となります。保存するときやお弁当を持ち歩くときに重要なのが「温度管理」です。

たとえば、ご飯を詰める際に、炊飯器の中の温度は70℃程度なので細菌は繁殖しにくいのですが、お弁当箱に詰めて放冷している間に徐々に冷めていき、30℃~40℃をダラダラと通過します。するとその間に細菌類が繁殖し、食べる頃には中毒症状がおこる程の数に増えてしまうのです。

ということは、放置せずにあっという間に低い温度にもっていけばいいのです。そこでおすすめなのがドライヤー!ドライヤーの冷風は、うちわで仰ぐより圧倒的に効率がいいのです。ご飯などはひろげてから10秒冷風をあてるだけで、おいしさもそのままで、急激に冷やせるのでおすすめです。

また、金属製のバットを買ってきて、そこに作った料理を乗せて冷凍庫に入れると、急速冷凍が可能。忙しい朝はこの2つの方法をうまく組み合わせてみましょう。

さぁ、食中毒に気をつけなければいけない季節がやってきます。これらのポイントをしっかり押さえて、すこやかに夏を乗り切りたいですね。たとえ作り置きでズボラ料理を作ったとしても、お弁当に入れるときには「レンジでチンをし直してから」。熱いものは「ドライヤーをあてて詰める」。この簡単なひと手間で、食中毒管理もばっちり。ぜひ参考にしてみてください。

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